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VIDEO-ITを取り巻く市場と技術

2008年12月19日掲載

第32回 BMLの仕様から見るデータ放送の今後<その3>
      データ放送を取り巻く環境の変化

執筆:クワトロメディア株式会社 長谷川修平
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前回まで、ワンセグ放送を例にしてBMLの概要といくつかの機能について説明してきました。特に第二回では「通信との連携」に関する方法をいくつか紹介しました。今回は放送を取り巻く環境の変化(特に通信に関する環境の変化)について考えてみます。

データ放送による通信と連携したサービスといえば、通販番組が思い浮かびます。
デジタル放送が開始されたばかりの頃、大がかりな双方向システムを構築し、通販によるビジネスに着手した放送局も存在しました。テレビで紹介されている商品をリモコンの操作で簡単に購入できれば、視聴者にも販売者側にも大きなメリットがあるでしょう。まずは、データ放送を用いた通販システムの概要を見てみましょう。

 通販番組のデータ放送画面に必要な情報は、商品の画像、価格、セールスポイント、メーカー名などに加えて、届け先や決済方法を入力するインターフェイスも必要です。これらを、BML要素、CSS、モノメディアの組み合わせることで画面に表示できます。また、第二回で説明したようにBMLにはTCP/IPを用いた双方向の通信機能が備わっていますので、この機能を使用すれば入力された情報をWEBサーバへ送信することが出来ます。WEBサーバーにはデータを受け取って注文処理をした後に結果を返す仕組みを持たせます。

図1.双方向システムによる通販システムの概要

 

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(コラム記事/クワトロ・メディア 株式会社 長谷川修平)

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