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VIDEO-ITを取り巻く市場と技術

2007年9月12日掲載

第9回 IBC 2007現地レポート

 

IBCは、ヨーロッパで最大の放送と映像のプロフェッショナルのための展示会です。毎年9月にオランダ・アムステルダムで開催されます。約1,300社が出展し、7万名程度の参加者があります。IBCは、アメリカで開かれるNABに比べると全体的に静かな展示会です。静かながら、各国から人が集まり商談が進んでいます。

会場を示す看板 会場入り口
写真1:駅から会場に向かう途中の立て看板。矢印の方向に歩いていくとなぜか会場の裏側に出る。 写真2:会場となったRAI国際会議場の様子


今年のIBCでは、昨年のモバイル(携帯電話向け放送・映像配信)に続きIPTVがフォーカスされました。IPTV関連企業を集めた展示エリアが設けられた他にも、さまざまな出展社がIPTV関連の展示をしています。

会場内の様子
写真3:会場内の様子。約120カ国から1,300社以上が出展している。


また、展示会としてはテープレス(ビデオテープを使わずに、映像ファイルを使い、 撮影・編集・送出を行うこと)があたりまえになっています。放送業界広い会場内、VTRはかなり探さないと見つかりません。ブースの裏に隠れていることもありますが、以前は至るところにデジタルベータカムのVTR等がありました。

このような流れの中で、MXFへの各社の対応が進んでおり、MXFはファイルフォーマットの一つとして、完全に定着した感があります。ただし、メタデータを活用する製品はほとんどなく、まだこれから進化していくと考えています。また、デジタル放送用やIPTV用の映像圧縮技術としては、MPEG-2ではなくH.264が展示の中心となりました。HD解像度のリアルタイムエンコーダは、各社6Mbps程度での画質を競っています。

IBEのパートナー企業では、Stradis社MOG-Solutions社、Playbox社、Optibase社、TVBLOB社などがブースを出しています。

その1へつづく

IBC2007 現地レポート トピック一覧
■その1 MOG Solutions、Stradis、TVBLOB
■その2 Vanguard Software Solutions、FOCUS Enhancements
■その3 Optibase、Playbox
■その4 H.264エンコーダの動向

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(コラム記事/ (株)アイ・ビー・イー 先端システム研究所)

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